例の事件で、犯人が「元教え子」だったというような報道がありますが、この「元教え子」という言い方、私は個人的には違和感があります。
例えば私が現在大学で正に教えている学生も「教え子」だし、その学生が卒業してしまった後でも、その人はずっと私の「教え子」であり続けると思うのです。(その人にとっては迷惑かもしれないけど。)
報道によっては、下のように、タイトルで「元教え子」とあり、記事本文中では「教え子」と、両者が1つの記事中で混在しているものもあります。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090522k0000e040045000c.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090521-00001120-yom-soci
もしかしたら混在ではなく、使い分けに何か原則があるのですかね。
ちなみに「教え子」という語には2つの意味があるのですね。
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おしえご【教え子】
教師・師として、自分が教えたことのある相手。また、現在教えている生徒。弟子。
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『デジタル大辞泉』(小学館)より
「元教え子」という言い方は、上記の「また~」以降の意味として使っていることになりますね。