三宅登之 ― 文法を研究してますけど何か? ―

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2015年 06月 02日

〜と“好”

博士前期課程の授業で読んでいる教材、今日は選択疑問文のところだったのですが、次の例文がありました。

你从前跟小张好,还是跟小马好?

私はこれは

あなたは以前、張さんと仲がよかったの、それとも馬さんと仲がよかったの?

という意味かと思い、ちょっと変な意味だなと思っていたのですが、授業でこの例文が出ると、中国人留学生の皆さんが、クスクス笑っています。面白い例文だと。よく聞くと、この例文は、

あなたは以前、張さんと付き合っていたの、それとも馬さんと付き合っていたの?

という意味だそうです。“跟〜好”で、この場合の“好”は単に仲が良いということではなく、男女が交際しているという意味になることがあるのですね。
いやあ~、そういう意味は思いつきませんでした。中国語は難しいなあ。(汗)
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# by sanzhai | 2015-06-02 12:32 | 中国語の疑問や気づき | Comments(4)
2015年 05月 26日

助動詞“肯”

今日の学部の講義で助動詞の議論をしました。助動詞の各論の中で“肯”も出てきたのですが、レスポンスシートで日本語専攻中国人留学生の方が、助動詞“肯”はそもそもそんなに使わないと書かれていました。
以下は『现代汉语八百词』の例

只要你肯下功夫,总可以学会的
肯不肯来?——肯。
你肯安静一会儿吗?

4限の大学院生に(中国人留学生)も聞いてみると、もちろん間違いではないが、やや古めかしい言い方だとの意見をいただきました。
助動詞は重要だろうと思い、初級段階でもしっかり教えるようにしているのですが。
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# by sanzhai | 2015-05-26 17:07 | 中国語の疑問や気づき | Comments(1)
2015年 05月 14日

読書メモ

中国の歴史 中、貝塚茂樹著、岩波新書、1969年
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研究室の本再読シリーズ、上の続きです。かばんの中にずっと入っていて、他の本も読みながら、電車で少しずつ読みました。歴史も改めて読むと勉強になるし面白いですね。
次に下巻をかばんに入れました。
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# by sanzhai | 2015-05-14 14:11 | 読書メモ | Comments(0)
2015年 05月 07日

読書メモ

北京方言与文化, 汪大昌 著, 中国国际广播出版社,2015年。
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通勤時間に電車の中で気軽に読める本です。(私もそうやって読みました。)学術的に厳密な議論をした本ではありません。この著者の方の専門分野もよくわからないのですが、議論が雑。例えば、“变调”という節に、実際には同音異義語の話が出ていたり、文法という章に書いてあることはほとんどは語彙の話だったり。著者が北京人ということで、北京語のネイティブなので、大量の実例をあげていてそれは面白いのですが、北京語特有の例として挙げている現象が、それって普通話でもそうじゃないと思ったりで、北京語と普通話のレベルがごちゃまぜになっているところが少なくありません。
しかしまあ、タイトルどおりの本で、北京語のアウトラインをつかむのに、まず気軽に読むには面白い本だと思います。

この本を出発点として、次に読むといい本は、
文化的・歴史的側面なら:
『当代北京语言史话』(金汕著,当代中国出版社,2008年)
文学的側面なら:
『北京地域文学语言研究』(张继华著,四川人民出版社,1999年)
言語的側面なら:
『北京口语语法』(周一民著,语文出版社,1998年)
『北京话初探』(胡明扬著,商务印书馆,1987年)
あたりでしょうか。特に最後の『北京话初探』は社会言語学的調査の論文集ですが、その緻密な調査に圧倒されます、お薦め。(いつのまにか他の本の書評みたいになってしまった。)
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# by sanzhai | 2015-05-07 17:13 | 読書メモ | Comments(0)
2015年 04月 19日

青的萝卜

先週の大学院博士前期の授業で読んでいた本の例文の中に、

青的萝卜

という語句が出てきました。“萝卜”は大根、そうすると日本人の多くは大根というと、白という色をイメージすると思います。ところが出席している中国人留学生の皆さん、なんの問題もない、青い(実際には緑色の)大根だと。スマホで画像検索で見せてもらいました。大根には見えない、緑色のもの、確かにありました。

同じ訳語でも、日本人と中国人の間で、違うものを思い浮かべていること、ありそうです。
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# by sanzhai | 2015-04-19 23:04 | 中国語の疑問や気づき | Comments(3)