三宅登之 ― 文法を研究してますけど何か? ―

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2010年 11月 28日

弁論大会で出張

27日(土)は、京都外大で中国語弁論大会があり、私は審査員担当で、日帰りで京都に出張してきました。

第24回「全日本学生中国語弁論大会」
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日本中国語学会全国大会でも来たことがあります。(見事に街灯の影が映っちゃったなあ…。)
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(もちろん休憩時間に撮ったのですよ。)

弁論大会やスピーチコンテストなどの審査は初めてだったので、いい経験になりました。学生の皆さん、やはり応募してきた人たちだけあって、中国語のレベルが高く、びっくり。

関係ないですが、京都はいま観光シーズンで人が多かった。JR京都駅は人でごった返していました。
懇親会の後の帰り、時間は余裕を持たせて出たのですが、駅前が渋滞でなかなか駅につかず、新幹線の時間ぎりぎりになってしまいました。(JR京都駅の中を猛ダッシュ。こういう時若いころ体を鍛えているかどうかが重要になる(笑)。)
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by sanzhai | 2010-11-28 13:18 | 日々の気づき | Comments(0)
2010年 11月 26日

帰りが通行止めで渋滞

今日非常勤先の大学での授業が終わって帰る際、埼玉県新座市のいなげや新座野寺店あたりから栗原交差点までが完全に通行止めになっていて、迂回するよう言われたので知らない横道に入ると細い道が多く、他にも迂回してきた車も集まり渋滞がひどかったですね。
細い道を対向車とスレスレですれ違わなければならなくなったり(←これ大嫌い)、行き止まりに出てしまってバックして戻ったり、いやいや大変でした。

栗原交差点まで出てきて右折する際に通行止めしてあるほうをちらっと見ると、パトカーや警察官の数が半端でなく、通行止めにしてある距離があることからも、単なる自動車の事故ではないな、いったい何事だろうかと思っていました。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20101126-00000603-fnn-soci

こういうことだったようです。

しかし今日は1限は試験をやったから、朝の行きにこのようなことが発生して渋滞にならなくてよかったです。
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by sanzhai | 2010-11-26 23:04 | 日々の気づき | Comments(0)
2010年 11月 25日

「感謝する」と“感谢”

ある原稿を作っていて、次の文に出会いました。

为了感谢他,我送给他一个礼物。

日本語訳ですが、「?彼に感謝するために、私は彼にプレゼントを贈ります」では、日本語としてはちょっとおかしいですね。日本語の「感謝する」はどういう意味かと国語辞典の「感謝」を引くと、

かんしゃ【感謝】(名)スル
ありがたいと思うこと。ありがたさを感じて謝意を表すること。
(iPhoneアプリ版『スーパー大辞林3.0』(三省堂))

この語釈によると、「感謝する」には、(1)自分の気持ちの中で「ありがたいなあ」と感じる段階と、(2)その感謝の気持ちを外に表して、相手に謝意を伝える段階の、2つの段階を含むようです。
しかし「?彼に感謝するために」が不自然なのは、この場合の「感謝する」は(1)の段階しか表さないためということでしょうか。
上の文では、「彼に感謝の気持ちを表すために」とか、「彼にお礼するために」と訳せば、日本語としては落ち着きますね。

中国語の“感谢”はどうなのかと思って、『現代漢語詞典』の語釈を見ますと、次のように書いてあります。

【感谢】ganxie 动 用言语行动表示感激

これによると、中国語の“感谢”は、感謝の気持ちを心の中で持っているだけではだめで、その気持ちを外に表すことが必要なわけですね。上の例文などまさにそうですね。あと、

你应该买点儿礼物去感谢感谢他们。
我已经亲自登门感谢过两次。
应该再去感谢一下警察叔叔。
(『现代汉语规范用法大词典』周行健等编,学苑出版社,1997年)

などもみな、感謝の気持ちを「表す」わけですね。
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by sanzhai | 2010-11-25 16:49 | 中国語の疑問や気づき | Comments(0)
2010年 11月 17日

がにまたとそとまた

今日の大学院の授業の教材に出ていた“罗圈腿”という語。辞書で引くと「がにまた」と出ていますが…。まず、

“罗圈腿”=O脚
“外八字”=そとまた

という対応関係のようです。
「そとまた」という語は、私は初めて聞いたのですが、辞書によると、

そとまた【外股】足の先を外側に向けて歩く歩き方。そとわ。(『明鏡国語辞典』)

とあります。私は日本語の「がにまた」こそが、まさにこのような意味だと思っていました。では「がにまた」はどのような意味か、辞書を引いてみます。

がにまた【蟹股】両脚がひざのところで外向きに曲がっていること。また、その人。O脚。
(『明鏡国語辞典』)

辞書によると「がにまた」というのは「O脚」のことなのだそうです。私の語感とは異なります。
私は、

“罗圈腿”=O脚
“外八字”=そとまた・がにまた

だと思っていたのですが、どうも

“罗圈腿”=O脚・がにまた
“外八字”=そとまた

のようですね。
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by sanzhai | 2010-11-17 00:00 | 日本語や英語について | Comments(0)
2010年 11月 15日

日本中国語学会第60回全国大会(学術編&飲食編)

土日は学会の全国大会でした。

日本中国語学会第60回全国大会2010年11月13日(土)・14日(日)、神奈川大学

私にとっては、12日(金)の夕方から夜に理事会、13日(土)は本務校の入試で参加できず、14日(日)に参加だったので、金曜日と日曜日の活動でした。

【学術編】
14日(日)、お昼休みは会議(編集委員会)だったので結局書店を見る時間も全くなく、朝から夕方最後の発表まで、ひたすら研究発表を聴いて、充実した会でした。

・非常にためになった面白い発表もあれば、ちょっと問題点があるなと感じた発表もありました。しかし全体的に、発表時間が一人20分というのが、意外に短い。発表で話されたい内容がいっぱいあって、何とかその言いたいことを20分の中に詰め込もうとして、早口でペースアップという発表が非常に多かった。こうなると聴く方としては、なかなか発表内容についていけません。発表時間も、そして質疑応答の時間も少し長く、というのは、全体の配分からして無理でしょうかね。

・同じ時間帯に聴きたい発表が2つ重なって、片方しか聴けないのは残念。まあ仕方ないか。

・私が司会をした3名の方の発表のうち、ある方が追加資料をフロアに配布しようとしてビックリ。予稿集があるのだから、発表時における追加資料の配布は禁じられています。発表者には周知されているはずだけど…。司会者の判断で配布はお断りしました。

【飲食編】
・理事会のお弁当と、14日(日)お昼のお弁当が、基本的にメニューが同じでした(嘆)。

・14日(日)最後の私の司会分の発表が終わった後、いつもの飲み仲間のNさんと、その教え子の院生の方の3名で、桜木町のある店に行って美味しいワインや料理を堪能しながら、学会の反省会をしました。理事会も編集委員会も自分の司会も終わり、ほっと一息でいただいたワインはとても美味しかった。(3人であっという間にボトル1本をあける。)帰阪するNさんの新幹線の都合で比較的早めに解散。

ワインを飲んでこれで「学術編+飲食編」のワンセットの充実した学会となりました。日中も、学会のときだけに会う久しぶりの人たちに多く会いました。やはり、(毎回書いているけど)

・人の研究発表を聴いて、「なるほど」と発想のヒントを得る。
・人の研究発表を聴いて、「頑張っているなア、自分も研究発表するぞ」と刺激を受ける。
・ふだん会えない人たちに久しぶりに会う。
・ふだん会えない友人たちと美味しい料理+お酒をいただく。

これが学会のすばらしい点ですね。今回もたくさんエネルギーをもらいました。早々に電池切れにならないように、今後も頑張ろう。
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by sanzhai | 2010-11-15 11:29 | 日々の気づき | Comments(0)
2010年 11月 12日

「熱が出た」は何度?

火曜日の大学院の授業で辞書を引いていて、熱が出るという動詞に温度まで書いてあることを発見しました。
『现代汉语词典』では“发热”の2番目の意味項目として、次のように述べています。

【发热】②体温增高。人的正常体温在37℃左右,如超过37.5℃,就是发热,是疾病的一种症状。也说发烧,有的地区叫寒热。

“人的正常体温在37℃左右”のところを読んで、「え~え!?」と叫んでしまいました。37℃が正常体温だって??
日本人なら、いや少なくとも私なら、体温が37℃あるとそれは「微熱」であって、少し体調が悪いですよ。頭もフラフラしますし。もう想像しただけで具合が悪くなってきました。
他の辞書はどうでしょうか。

【发热】②体温超出正常范围(37.5℃)
(『现代汉语学习词典』(商务印书馆))

【发烧】体温升高,超过37.5℃
(『商务馆学汉语词典』)

どうもやはり中国人にとって病気としての発熱は37.5℃を超えてからのようです。37℃は正常範囲なのでしょう。

授業に出ている中国人留学生の皆さんに聞いても、37℃だと通常の体温で、体調が悪いことにはならないといった意見が出ました。
それで、基礎体温は、日本人より中国人のほうが高いのかもしれないという話になりました。もちろん日本人だろうと中国人だろうと個人差はありますが。
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by sanzhai | 2010-11-12 00:31 | 中国語の疑問や気づき | Comments(2)
2010年 11月 05日

早稲田塾HPに記事掲載

予備校「早稲田塾」のホームページの「グッドプロフェッサー」というコーナーで、私の記事が掲載されました。

http://www.wasedajuku.com/wasemaga/good-professor/2010/10/post_401.html
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by sanzhai | 2010-11-05 01:57 | 日々の気づき | Comments(0)
2010年 11月 03日

“有日子”の2つ目の意味

火曜日4限の院博士後期授業で読んでいる論文で、“有日子”という例が出てきたのですが、現代漢語詞典を見ると、以下のような2つの意味があります。

【有日子】
①指有好些天:咱们~没见面了!
②有确定的日期:你们结婚~了没有?

この2つ目の「日取りが決まる」という意味のほう、中国人留学生の皆さんは、「そんな意味はない」という反応でした…。
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by sanzhai | 2010-11-03 14:29 | 中国語の疑問や気づき | Comments(5)