三宅登之 ― 文法を研究してますけど何か? ―

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2010年 07月 30日

ゴガクルの新しいページ

ゴガクルの新しいページに出ました・・・。


http://gogakuru.com/chinese/lecturer/三宅登之.html
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by sanzhai | 2010-07-30 18:45 | 日々の気づき | Comments(0)
2010年 07月 24日

またまた名詞述語文

名詞述語文で、“吗”を用いた疑問文の例が劉月華に出ていますが、

今天星期二吗?
这本书五十块钱吗?
(『实用现代汉语语法(增订本)』商务印书馆668ページ)

これらは“是”をつけないと不自然だというネイティブの方がいました。
また、節気を表すとされる、

今天什么日子?今天“五四”青年节。
(同書669ページ)

も、“是”をつけないと不自然なのだそうです。その方の意見によると。
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by sanzhai | 2010-07-24 12:50 | 中国語の疑問や気づき | Comments(3)
2010年 07月 15日

『汉语动词用法词典』の面白い例文(その2)

前の例文の次に出ている例文です。

舌头尖儿给咬下去了(咬下去一块肉 / 咬下一块肉去)

オイオイ、これは大変だな。
舌をかんでちょっとケガをするくらいならありますけど…。
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by sanzhai | 2010-07-15 13:27 | 中国語の疑問や気づき | Comments(0)
2010年 07月 14日

『汉语动词用法词典』の面白い例文

“咬”つながりの話題です。
『汉语动词用法词典』に面白い例文がありました。

動詞“咬”のところで、方向補語“下来”との結びつきの用例です。

瓶盖儿是用牙咬下来的
(咬下来一个瓶盖儿 / 咬下一个瓶盖儿来 / 咬了一个瓶盖儿下来)

中国人の方は中国でよくなさるようですかね。(「よく」と言うと言いすぎかな?)私は歯が折れそうだから、絶対にしません。また、日本の瓶ビールの栓だと無理でしょう。(きつく閉まっているから?単なる推測です。)
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by sanzhai | 2010-07-14 20:13 | 中国語の疑問や気づき | Comments(2)
2010年 07月 14日

“咬过来”

今日の大学院博士後期の授業では、张伯江2002「施事角色的语用属性」(沈家煊主编2005『现代汉语语法的功能、语用、认知研究』商务印书馆)を読み始めました。
その中に、次のような例文が出ています。(同書313ページ)

那狗咬了我一口
→那狗直冲着我咬过来

“咬了我一口”のほうはガブリとかんだということでいいとして、“咬过来”の意味が最初よくわかりませんでした。“咬”は「かむ」ということで、それ自体は移動義はないはず。それに“过来”がむすんでいるということは、少し離れた場所にいた犬が、こちらに走ってきて、かみついたという意味かと想像しました。

ネイティブの人たちに確認してみると、“咬过来”は、かみつこうとして飛びかかってきた、ということを言っているだけであって、かみついたかもしれないし、かみついていないかもしれないそうです。“了”をつけて“咬过来了”と言っても、同じことだそうです。(そして、文脈の支えがない単独のこの形だけだと、かみついていないケースのほうが多いそうです。)

“咬过来(了)”が、かみついていないという事態を表しうるという点、非常に面白く感じました。中国語の動詞は結果段階まで含まないものが多いということと関係がある現象かもしれません。
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by sanzhai | 2010-07-14 00:33 | 中国語の疑問や気づき | Comments(11)
2010年 07月 05日

名詞述語文(その3)

前述の引用にある「対比的に用いられるなどの種々の制約」については、以下のところにもさりげなく書いてあります。

―――(以下引用)―――
当说明一个人的长相,或者对某个地方、某个人的特点进行主观评价时,也可以用带修饰语的名词短语作名词谓语句的谓语。如∶
他高高的个子,大大的眼睛。(一般要有两个或两个以上的句子)
苏州,好地方!
老李啊,大好人!
她慢性子。
―――(引用終わり)―――
(陆庆和2006《实用对外汉语教学语法》北京大学出版社、338-339页)

さすが陆庆和2006です。“一般要有两个或两个以上的句子”のコメントに注目したいと思います。
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by sanzhai | 2010-07-05 17:32 | 中国語の疑問や気づき | Comments(0)
2010年 07月 04日

名詞述語文(その2)

名詞述語文については、以前から以下のような指摘はありますので、念のためここで確認しておきたいと思います。“这个人黄头发”という文に対する、訳者の訳注です。

―――(以下、引用)―――
“头发”が“黄”であるというのは,〔栄養不良や高齢によって髪の黒味が失せ元気のない様子〕を言う場合と,本文の訳のような〔ゴマ塩〕とが考えられる。“黄头发”は前者の意味のみで,後者の意味はないとする中国人も多い。(〔ゴマ塩〕ととった場合,すぐ後に出てくる“一根黄头发”の訳の際若干不都合が生じる)さらに,この“这个人黄头发”そのものが不自然だと指摘する中国人も少なくない。一般的に言って,現代中国語では,名詞句がそのまま述語の位置にたてるのは,“他十五岁〔彼は15才だ〕”のように,数量詞の場合,“我(ママ:三宅注)北京人〔彼は北京の人間だ〕”のように原籍を言う場合,それに“他白头发〔彼は白髪頭だ〕”のように,分離不可能名詞とりわけ身体名詞の場合に限られるが,数量詞の場合を除いて,これらの文は,そのままでは受け入れがたい側面をもっていることは否定できない。“他白头发”においても,対比的に用いられるなどの種々の制約の上に成立しているようである。もちろん“他白了头发〔彼は髪の毛が白くなった〕”は,完全な独立文である。
―――(引用終わり)―――
出典:『文法のはなし―朱徳煕教授の文法問答―』朱徳煕原著、中川正之・木村英樹編訳、光生館、1986年、訳注38(202-203頁)。
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by sanzhai | 2010-07-04 22:23 | 中国語の疑問や気づき | Comments(0)