三宅登之 ― 文法を研究してますけど何か? ―

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カテゴリ:読書メモ( 102 )


2015年 11月 08日

読書メモ

それから、夏目漱石 著、新潮文庫
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電車内読書シリーズ。自分が中学生のころに読んだ文庫本を何冊か実家から持って帰っていて、それを読みました。画像の表紙デザインのです。今販売されているのは、このデザインではないようです。
昔の文庫本は、とにかく字が小さい。このくらいの字の大きさの本を普通に読んでいたのですね。今回老眼の私はこの本を読む時はほぼ眼鏡を外して読んでいました。

内容はやはり『三四郎』に比べるとぐっと重いテーマですね。途中からの展開が俄然面白くなってきて、一気に読みました。しかし中学生のころの私は、これを読んで果たして理解していたのか。当時どのような読後感を持ったか、今となっては覚えていません。
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by sanzhai | 2015-11-08 18:09 | 読書メモ | Comments(0)
2015年 10月 22日

読書メモ

三四郎、夏目漱石著、新潮文庫
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通勤電車中での読書シリーズ。朝日新聞で連載があったので、再読してみました。小学校高学年のころ、子供用の日本文学全集みたいなので読んだと思うのですが、当時本当にわかっていたのだろうか。
まあさっぱりしたお話ですが、解説を読むと、前期三部作のうち、次の『それから』あたりから、ぐっと深いテーマになっていくのでしょうか。
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下の人物関係図は、面白いですね。美禰子が可愛く描かれていますね。イメージにピッタリ。(笑)
ウィキペディアを見ると、以前テレビドラマになったりしたことがあるのですね。またドラマになる機会があったら見てみたいです。
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by sanzhai | 2015-10-22 23:17 | 読書メモ | Comments(0)
2015年 09月 23日

読書メモ

现代汉语特殊句式,宋玉柱著,山西教育出版社,1991年
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以前読んだことがあるかもしれません。(ひょっとしたら以前ブログでアップしたこともあるかも…?)
ちょっと必要があって再読しました。
全部で以下の7つの章から構成されています。
"把"字句
被动句
连谓句
兼语句
存现句
主谓谓语句
可逆句
これらのいずれかの構文について調べてみようという人は、目を通したほうがいいでしょうね。
個人的には最初の6つの構文は定番で膨大な先行研究があるのに対し、それほどでもない最後の“可逆句”がいちばん興味を惹かれますね。
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by sanzhai | 2015-09-23 12:05 | 読書メモ | Comments(0)
2015年 08月 27日

読書メモ

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中国史(下)、宮崎市定著、岩波文庫、2015年
電車の中で少しずつ読んでいて、やっと下巻も読み終わりました。
やはりタイトルは「中国史」となっていますが、一般的な中国の歴史の概説書、まずは中国の大まかな歴史を把握しようという時に読む概論とはかなり異なる本だと思いました。淡々と史実を述べるのではなく、それが世界史の流れの中でどのような意味を持っているか、そしてそれに対して著者はどう考えているかが、書かれています。私は歴史学は素人ですが、とてもユニークな歴史書だと感じました。
Amazonに書かれているレビューも詳しい人のもののようで、どの世界も奥深いなあと思った次第です。
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by sanzhai | 2015-08-27 22:59 | 読書メモ | Comments(0)
2015年 08月 08日

読書メモ

中国史(上)、宮崎市定著、岩波文庫、2015年
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内藤湖南以来の京都東洋史学の学風を継承、発展させた宮崎市定(1901―95)。本書は唐と宋の間に明確な時代の分岐を見る独自の理論に基づいた通史で、文章は平易で論旨は明確である。上巻では歴史とは何かを問い、主な時代区分論を紹介し、古代から最近世までそれぞれの特徴を述べて、夏殷周から唐五代に至る歴史を概観する。(内容紹介より)

岩波全書だったものがこのたび文庫化されたということで、主に通勤電車の中で読んでみました。おそらく全体の中国史の流れは、先に紹介した岩波新書等で読んでおいて、それからこの本を読めば(逆ではなく)、より一層理解が深まるのではないかと思いました。「独自の理論に基づいた」とありますが、ある歴史上のできごとが、大きな歴史の中でそれを読みとくと、どのような意味を持っているかとか、一般にはこのように思われている人物・出来事も、実はこうだったとか、興味深い話満載でした。
私は歴史学はまだまだ勉強不足なので、他にも本をよんで、そのときまたこの本も再読してみたいと思います。
早速下巻も読み始めました。
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by sanzhai | 2015-08-08 22:45 | 読書メモ | Comments(0)
2015年 07月 29日

読書メモ

漢字伝来、大島正二著、岩波新書、2006年。
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「およそ二〇〇〇年前にやってきた中国生まれの漢字を、言語構造の異なる日本語の中にどのように取り入れたのだろうか。朝鮮の文化的影響を強く受けたその伝来の初めから、漢字文化が確立して、漢字に基づく片仮名・平仮名が誕生するまでの軌跡を興味ぶかいエピソードを交えてたどる。日本の漢字音と中国原音の対照表を付す。」(内容紹介より)
まだ文字をもたない古代日本人が、中国から伝わってきた漢字に出会い、漢字は当然本来は中国語を表記する文字体系なわけですが、それをどのように工夫して日本語を表記する文字体系にしていったかをたどることができる本。古事記や日本書紀もいつか読んでみたくなりました。
それにしても補章「日本漢字音と中国原音の関係を知るために」を読んで、自分は音韻論の研究はダメだと改めて思いました。難しすぎる…。(いや、文法研究も難しすぎるけど…。)
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by sanzhai | 2015-07-29 16:18 | 読書メモ | Comments(0)
2015年 07月 24日

読書メモ

菜根譚、今井宇三郎訳注、岩波文庫、1975年第1刷
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「人よく菜根を咬みえば、則ち百事なすべし」。菜根は堅くて筋が多い、これをかみしめてこそ、ものの真の味わいがわかる。中国明代の末期に儒・仏・道の三教を兼修した洪自誠が、自身の人生体験を基に、深くかみしめて味わうべき人生の哲理を簡潔な語録の形に著わした。的確な読み下し、平易な訳文。更に多年研究の成果は注と解説にも充分に盛りこまれている。
(内容紹介コピペ)
ということで、初めて読んでみました。よく理解できない箇所も時々あったけど、けっこう、心にしみ込む、じんわりと感動する言葉もありましたねえ。長く読み継がれてきたというのも、わかる気がします。主に日本語書き下し文の方で読んでいったけど、原漢文の方ですらすら読み進められるようになりたいですね。
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by sanzhai | 2015-07-24 23:12 | 読書メモ | Comments(0)
2015年 06月 20日

読書メモ

ものの言いかた西東、小林隆・澤村美幸著、岩波新書、2014年
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アマゾンの紹介です。
「おしゃべりな人、無口な人……。ただの個性と思われがちなものの言い方にも、実は意外な地域差があった! さまざまな最先端の研究成果を用い徹底分析。「ありがとう」と言う地域・言わない地域など、具体的なデータをもとに、ものの言い方の地域差と、それを生み出す社会的背景を明らかにする。目からウロコ、新しい方言論の誕生!」
方言研究というと、発音の違いとか語彙の違いのような、実際に発話されたことを対象とすることが多いですが、本書はそもそもあるケースで地域によって言ったり言わなかったりといった言語行動に地域差があることが分析されており、本当に「目からウロコ」でした。
よく、中国人の言語行動に対して、日本人はこういう時にこう言うなど、中国語と日本語の違いについては話題になることが多いですが、本書を読んで、そもそもが日本人の中であっても、どの地方の出身者であるかによって、言語行動はかなり違ってくるのではないか、単純に「こういう時、中国人はこう言う、一方日本人はこう言う」のように一括りにして言うことには慎重になるべきではないかとちょっと思いました。
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by sanzhai | 2015-06-20 23:50 | 読書メモ | Comments(0)
2015年 06月 08日

読書メモ

中国の歴史 下、貝塚茂樹著、岩波新書、1970年

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全3冊読了しました。中国語教育学会全国大会からの帰りの新幹線の中で、かなり読みました。
下巻は1970年出版ですから、文革も含め、近現代史の記述が少なく、近現代史の本もまた読んでみようと思いました。
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by sanzhai | 2015-06-08 23:46 | 読書メモ | Comments(0)
2015年 05月 14日

読書メモ

中国の歴史 中、貝塚茂樹著、岩波新書、1969年
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研究室の本再読シリーズ、上の続きです。かばんの中にずっと入っていて、他の本も読みながら、電車で少しずつ読みました。歴史も改めて読むと勉強になるし面白いですね。
次に下巻をかばんに入れました。
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by sanzhai | 2015-05-14 14:11 | 読書メモ | Comments(0)