三宅登之 ― 文法を研究してますけど何か? ―

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2015年 12月 24日

犹其余事

テレビの仕事が忙しく、最近こちらは全然書いていませんね。久しぶりの投稿です。

院博士前期課程で、今学期は朱徳煕『语法答问』を読んでいます。
その43ページです。
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このページに、“犹其余事”という言い方が出てきます。これはどういう意味ですかと聞かれて、わかりませんでした。(何度も読んでいるはずなのに、情けない…。)
中国語では決まり文句なのかと思いましたが、その場にいた中国人留学生の皆さん(5~6人)、わかる人がいません。
中国人の先生(2人)、日本人の先生(2人)にも聞きましたが、やはりわからないとのことです。

『汉语大词典』を見ると、“余事”は「どうでもいいこと、つまらないこと」のような語釈がありますので、「どうでもよいことだ」と言っているのかなと思います。ここでは伝統文法の文成分についての「六大成分」という概念の問題点を指摘しているのですが、六大成分が文の構造を反映できないことが問題であって、その文成分が6つかどうかという、6という数については、それはどうでもいいことなのだと。

訳本を見ますと、この問題の箇所は

「六大成分の「六」という字の不適格さに至っては、なにをか言わんやだよ。」

とあります。ちょっとなんとなくすっきりしないですね。
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by sanzhai | 2015-12-24 23:24 | 中国語の疑問や気づき | Comments(2)
Commented by SY at 2016-01-07 02:48 x
犹其は尤其の誤り、またはミスプリだと思うのですが。
Commented by NHK中国語講座の 很好の発音について at 2016-07-18 15:32 x
中国語の勉強の為に、YouTubeで見返しをしていますが・・ 三宅先生のコメントで「很好」と言われる場面が多々ありますが、明らかに「ヘンハオ」と仰っています。 拼音は「henhao」です。通常の中国国内では「ヘンハオ」とわ言わないです。日本人特有の下手な発音なので修正された方が良いかと思います。


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