语法分析讲稿, 朱德熙 著, 商务印书馆, 2010年
最初目にしたときにはアッと思いました。『朱德熙文集』(商务印书馆)がもう出版されているのに、その後にまだ朱德熙の新作が出るとは…?
朱德熙が北京大学で開講していた「語法分析」という授業の講義ノートがあったのを、このたび袁毓林が細かく整理して出版されたもの。全7章の講義だけでなく、付録も面白かったですね。
“朱先生决定1988年秋季学期至1989年春季学期讲授“语法分析””とあって、“1989年夏天开始,朱先生赴美国讲学和研究;~”とあるから(271ページ「整理后记」)、私が北京大学に留学に行ったのとちょうど入れ替わりだったのだなあ。それだけは今改めて思うと残念です。
「朱德熙先生论语法研究」という、様々な著作や発言などから収集した名言集が心にしみます。
没有数学头脑的人,无法研究语言学。(209页)
…こりゃやっぱり私はダメだ…
要区别论文与感想。(246页)
…はい、気をつけます…