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2012年 05月 24日
シンポジウムで発表することになりました。 いつの間にかプログラムがWEB上で公開されていました。詳細はこちらをどうぞ。↓ 第3回国際シンポジウム 「中国語文法研究の新展望」 日時:7月22日(日) 09:30-18:00 会場:大東文化会館ホール http://www.toho-shoten.co.jp/toho/saiji12-029.html これから激務の合間を縫って準備です。ちょっと不安…。 2012年 05月 17日
こういう状況を考えてみます。 親しい友人の家に久しぶりに遊びに行きました。友人の部屋に入ると、以前の古かった家具をほとんど処分し、新しい家具に買い替えたようです。買ったばかりの家具がたくさんある部屋を見て、一言、こう言えます。 うわあ、家具が新しくなったね! この台詞、中国語で同じように「家具が新しくなった」と言おうとして *家具新了! *家具买新了! のように言おうとしても、ネイティブによると中国語ではこのようには言えないそうです。 なぜ言えないのか理由を考えてみたのですが、ある同一の物が古い状態から新しい状態に変化した場合(現実にはそのような事態は想像できませんが)なら、変化の表現が使えるのかもしれませんが、上記の場面の場合、家具は買い替えたのですから、同一の家具が古い状態から新しい状態へ変化したのではなく、そもそも家具が別のものに置き換わってしまったわけです。だから変化の表現は使えないのではないかと推測します。 逆に、同一の家具が新しくなるという変化を起こしたのではなく、家具そのものが別のものと置き換わったのに、「家具が新しくなったね!」と言える日本語のほうが面白いと思います。 2012年 05月 15日
博士前期課程の授業で読んでいるいつもの馬真2004。今日読んだところは、「有点儿+形容詞+了」について述べたところ(150-151ページ)でしたが、いくつか疑問点が。記録の意味も含めて一つずつアップしてみます。(今週忙しいのでインターバルがあくかもしれません(笑)。) 「有点儿+形容詞+了」に、プラスの意味やマイナスの意味の形容詞が入る場合として、例えば 有点儿干净了 / 有点儿脏了 の例が出ています。この説明は次の通り。 这时,“有点儿”所修饰的并不是形容词本身,而是“形容词+了”这个助词结构,因为“形容词+了”所表示的语法意义正是性质的变化,“干净了”就是指从不干净到干净的变化。“有点儿干净了”是说这种变化的幅度小。 有点儿 / 干净了 という構造になるというこの説明そのものは私はその通りだと思うのですが、問題は、“干净了”自体が、中国語では成立しないということなのです。 拙著『中級中国語読みとく文法』で書いたのですが、形容詞なら何でも“了”をつけて変化を表せるわけではありません(同書160ページ)。 被子脏了。 / *被子干净了。 / 被子变干净了。 “干净了”だけでは成立せず、そこで挙げた例は“变干净了”ですが、他にも“洗干净了”のように、動詞を入れないと成立しないのです。 (本の中では他にもいくつか例を挙げ、またそれがなぜかという詳細な説明をしています。詳しくは同書を購入の上、ご覧ください。m(__)m) 今日出席のネイティブに確認してもその通りでした。つまり、 (1)*被子干净了。 (2)被子有点儿干净了。 (1)のように、ただ“干净了”だけでは言えないのに、(2)のように“有点儿”をつけて、その変化の幅が小さいという意味になると、言えるようになるそうなのです。 う~ん、それがなぜなのか、説明できないですねぇ。 形容詞+了は他にもいろいろ話題があるのですが、また後日改めて。 2012年 05月 08日
今日の昼休みに中国人の先生方と話をしていたし、大学院の授業で中国人留学生たちとも話をしたのですが、様々な食べ物について、殻“壳ke”なのか、皮“皮pi”なのか、区別が難しいものがあります。 ![]() (『日英汉图解词典』外语教学与研究出版社,2007年,129ページ) まずこの図解辞典を見ますと、ココナッツの殻は“壳ke”とあります。“壳ke”は一般に固いものであると思います。 で、中国人留学生たちに聞いてみました。 三宅「“核桃”は“壳ke”ですか、皮“皮pi”ですか?」 →長い沈黙。その後、“核桃”は固いから“壳ke”だろうという回答あり。 三宅「“栗子”は“壳ke”ですか、皮“皮pi”ですか?」 →長い沈黙。その後、“壳ke”だろうという回答あり。ただし、私は“皮pi”を使うという人もあり。その人は厦门の人なのですが、その人によると、厦门では“壳ke”という語はほとんど使わないとのこと。 三宅「“花生”は“壳ke”ですか、皮“皮pi”ですか?」 →長い沈黙が続く(汗)。ここで注意したいのですが、写真は小さくてわかりにくいですが、“花生”はまずいちばん外側の固い部分を割って中を出し、中の豆の部分がさらに茶色の薄い皮で覆われています。この茶色の薄い部分はもし強いて言うとすれば“皮pi”らしいのですが、外側の固い部分、これをどう言うのか、明確な回答がありません。“壳ke”だろうと言う人もいれば、いや、違和感がある、“皮pi”だろう、という人もいます。 あと、卵の殻は“壳ke”だと私は思っていたのですが、“壳ke”でも“皮pi”でもどちらでも言えるという人がいました。 “开心果”も外側に固いのがあって、あれをぱかっと取って中を食べるわけですが、あれも“壳ke”でしょうか。(留学生に聞くのを忘れた。) う~ん、ピーナッツや卵の例から考えると、両者の違いは単に固いか柔らかいかの違いによるものではないかもしれません。 2012年 04月 28日
院博士後期で読んでいる論文の中で“飞鸟”という例が出てきました。“鸟飞”は主述構造で、“飞鸟”は修飾構造だという話です。 ネイティブの方に確認してみると、この“飞鸟”とは、「飛ぶことができる鳥」という意味だそうです。鳥類は大部分が飛べますが、ペンギンとかダチョウは飛びませんね。そういう飛ばない鳥ではなく、飛ぶことができる鳥であると。 一方、日本語で「飛ぶ鳥を落とす勢い」という言い方がありますが、この「飛ぶ鳥」は「飛ぶことができる鳥」という意味ではなく、「いままさに飛んでいる鳥」という意味だと私は思うのですが。いま飛んでいるからこそ落とされるわけで、いま飛んでいなかったら落とせませんから。 う~ん、ちょっとどうでもいい話題でしたでしょうかね(笑)。 |
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